
AISの幼児部についてご案内します。
基本時間について
幼児部の通常時間は、午前9時〜午後3時までです。
ただし、2才児クラスに関しては、一学期間(4〜6月まで)は午前9時30分〜午後2時30分までとなっています。
休日と休暇
日本のカレンダーに従い、土日と祝日はお休みです。8月の夏季休み、クリスマス〜新年までの冬季休み、3月の後半は10日程度の春休みがあります。
幼児部の使用言語について
AISの幼児部では、英語圏で取得した有資格者による英語による教育を行います。それは、幼児部において就学する生活態度や姿勢の多くの内容はご家庭内で日本語によるサポートができると信じているからです。ただし、12年一貫教育の導入により、最低限において家庭で負担が困難な部分については、幼児部でも書き方や日本古来の民話やおとぎ話など初等部1年に進級する上で必要な日本語・日本文化の基礎知識についての指導の必要はあるのかどうか、今後検討していきます。またそれらを行う場合でも、英語で指導する事が出来るのか、またどの範囲までは家庭学習にて補えるのかどうかも随時検討し、幼児部のカリキュラムに導入するのかどうか判断いたします。
現在、AISの活動は英語で行われています。入園後すぐの2才クラスについては、まだ日本語が禁止という事が理解できないので、園での友人同士の会話においては日本語の使用を制限したりはしません。しかし、指導者や外国人の友人へは日本語が通じないということを早期に又、自然に理解していきますので、幼児自身が時と場合によって使い分けるという段階を経過します。その段階を経て、園内で日本語を話す事が禁止と理解できると、お互いが表現法などを注意し合いながら、日本語を使わなくなるようにクラスの雰囲気が変化します。
幼児部についての教育
教育備品や教材は英語圏から輸入し、英語に触れられる生活環境を充実しています。またそれらが整った環境を通じ幼児は英語を習得していきます。指導者は家庭的な雰囲気を意識する事で、幼児との間で、愛情と信頼を基本に児童の精神性を育みます。
AISの幼児に対して年齢に応じた教育を行います。個性を養い英語で自己表現すること最優先としていきますが、それに並行して心身の発育と生活方法の経験も最重要と考え、低年齢なクラスにおいては指導者が話す英語をまず理解する事から始め、日本はもちろんの事、世界に通用する生活習慣や態度を習得する教育を重視しています。4〜5才クラスに関しては、初等部に進学する上で必要な、知力・学力の育成にも力を入れます。
AISでは英語教材を使った遊びや音楽の時間も大切にします。その理由として幼児の集中力の持続時間についての効果もありますが、静かに学習する時間も大切ですが、個人や集団での笑顔溢れるリラックス出来る安心した時間を設けることも、想像力や情緒を養う重要な時間と考えているからです。
AISの指導者は日別、月別、年別としたカリキュラムを作成し最も効果的な学習目標を定めています。成長度や理解度を十分把握し、適宜、教育効果を意識しながらプログラムを構成していきます。又それらにおいても幼児が育む個性と感性が常時発揮されるものでならなければならないと考えています。
各年齢のプログラムについて
朗読・読書、英語・ライティング・オーラルコミュニケーション、運動、音楽、料理、算数、科学・実験、園外活動、図画工作等のプログラムは、日別・別々・年別とカリキュラムとテーマが別れています。
全てのプログラムについて、下記のような指導方針や指導内容がありますが、今回、一部プログラム「読書、ライティング、オーラルコミュニケーションの3つのプログラムの概要」をご紹介いたします。その他のプログラムの詳しい内容につきましては、AISにお問い合わせください。
読書の時間について
欧米の保育園・幼稚園で使用されている絵本やお話を使用します。それらの本の中でも低年齢クラスでの読み聞かせについては、毎月決められたテーマに基づいて本が選定されます。例えばその月のテーマが『動物』についてという事であれば、動物が登場する絵本や動物の生態を説明した本などが選ばれます。
またこの低年齢クラスについては、集中出来る時間が短いので、一日に複数回、絵本を読む時間を設けています。また、読み聞かせ方法も、登場人物の個性やストーリーの起承転結や本のテーマなどを事前に指導者が確認し、ただ無機質に本を朗読するのではなく、イントネーションや声の抑揚、トーンやピッチなどの声色を登場人物に合わせて多様に変化させ、より絵本が作り出す世界に子どもを招待する事を心がけています。また、この時、特に注意すべき点は、声色を変えてもきれいな発音で子どもに単語の意味と絵の関わりを持って認識させる事です。
また、一方的な朗読で終わる事が無いように、例えば、質問として絵本に登場する動物やキャラクターについて「これは好き?それとも嫌い?なぜ? (Do
you like this? Do you dislike this? And Why?」という事を基本に朗読の途中や最後で質問したり答えたりします。
高年齢になると、多くの世界的に著名な作家の作品の読み聞かせや、本が読める場合は読書を毎日のカリキュラムに取り入れています。この年齢においても各月のテーマに従っています。年齢や成長度に応じて集中力が増す事を考慮して、一日2回以上の本を使った時間を設けています。また朗読する場合は書籍だけでなく、副教材として各大使館・領事館、観光センターから資料を取り寄せたり、豊富な写真入りの書籍を用いながら、その書籍が誕生した地域や文化についても触れ、各月のテーマという他の科目にも共通する点を生かして、料理の時間や図画工作の時間、遠足等にもテーマが反映されていますので知識だけに留まらず包括的に本についての知識をリンクさせて習得します。
絵本や読書についての内容確認も、「好き」や「嫌い」などの単純な質問だけでなく、子ども達が今生活している実体験に照らし合わせて、本の内容と比較したり、登場人物の心境やストーリーについての検討やブレインストームも行い、自分の意見をどのように持ちより正確に表現できるのかも学んでいます。
ライティングについて
低年齢では、文字への認識と指の筋肉の成長が著しく伸びる時期があります。その成長度に配慮してライティングの指導をしています。複雑な指の動きが必要なライティングも初めはアルファベットを正確に書くというより、正確にはクレヨンや絵の具を使って「描く」という事から始まります。特に、自分の名前について、そしてクラスの友人についてなど、身近な人や物の名前から始まり徐々に単語の読み方(フォニックス)とアルファベットを組み合わせて身近な単語について学ぶという段階を踏まえ徐々にライティングの学習をしていきます。
高年齢のクラスではフォニックスはもちろんのこと、高度なライティングの指導をします。英単語を学ぶためのドリルを豊富に与える事で、まず3〜4つのアルファベットから出来た言葉、cat,
dog等の単語から始めます。その後、英単語では多く使われる"sh" "ch" や"ea"が使われる単語を学びます。又、その後、5〜6つのアルファベットを使用した単語も学びます。その効果により最初は自力で200語程度の文を書いたり読んだり出来るように指導します。それらの200語の文中で使われる単語は、どの文章でもよく出てくる基本的な単語で構成された文で高度な本でもしばしば登場する単語を学ぶ事が出来ます。
オーラル・コミュニケーションについて
低年齢では、まず話者が何を話しているのかという事を認識する能力の発達が盛んな時期です。それらの時期に英語に浸された環境から自然に沢山の語彙のシャワーを浴び、それらを吸収していく事が重要です。例えばトイレに行く許可の仕方や、理解できた、出来ない等の質問や返答を身につけないとクラスでは何も活動できない事になります。
それらは、まず入園初日に幼児が体感する挑戦です。まず、2才児クラスでは単語だけを声に出して言う事から始まります。そして、"Iam ", "It's
〜 " など、3〜5語程度で構成された文章で自分と自分の周囲の最小限の出来事を伝えることが出来るようになります。そして、3才児クラスに上がるまでには、"May
I 〜?"など許可を求めることや、"He/ She is ?." など三人称を身につけるまでになります。また、5W1Hの質問を理解し、適切に答えることも出来るようになります.
昨今、幼児期による英会話学習が盛んになり英語を"覚える"事に力を入れ典型構文を覚えることが英語力の増加と捉えている方も多く見受けられます。英語で他者と触れあえる場合ではさほど起こりにくい問題ですが、特に英会話セットで学習する方の多くがある問題に直面しています。
それは、例えば"How are you?"と聞かれ、多くの例題で出される"Fine, thank you!"と答える事をセットで覚えるという事を意味しています。ビデオや音声教材を繰り返して聞く事によりこれらの典型構文を暗記することは英語を学習する上ではとても必要な事ですし、英会話をご家庭で学ぶ手段としてはもちろん効果的だと思います。
しかし、機械的にセットで答えるという手法があまり機能しない事を入園するとすぐに体験します。沢山の指導者や英語を話す外国生まれのお友達、それに英語のみしか園では話さない高年齢クラスのお友達との触れあいの中で、幼児期特有のデリケートな心情は、実はもっと自分なりに表現しようとする『姿勢』や『自分をもっと知ってほしい』という自然な欲求から、本当に自分が言いたいことを言うという動機が生まれます。
幼児が扱うテキストにはあまり登場しませんが、 周りにいる友達や先生を通じて年齢にふさわしいイディオムを使用場面とセットで聴いたりそれを自分の言葉としたり、単語に自分だけの新しい意味を与えて、それらを口に出して個性をあらわしながら生きた英語に変化させたりすることで、たとえ形式的に覚えた表現があったとしても、それ以上に語彙を増やしながら順応して、すぐに体験に基づき様々な状況に即した表現を使うことが出来るようになります。
<これは実際に2才のクラスで話されたユニークな会話例です>
会話例 1
Teacher:"Oh.... Look, what you have done... nobody remembers what
I said. I want to cry!"
Child A : "Don't cry, Miss 〜."
Child B : "Mom is not coming to pick you up if you cry."
(意訳)
先生 :あ〜あっ、ホントにやってくれたわね・・・私の言うこと聴いてなかったの?涙がでそうよ。
子どもA:泣かないで先生
子どもB:泣いたって、ママはお迎にこないんだよ〜。
会話例 2
Teacher : "Are you still babies?"
Children: "Noooooooo!"
Teacher : "So, you are going to be Starfish (3 year old class) soon."
Children: "Yes!!"
Child C : "But not Miss 〜."
Teacher : "Why not?"
Child C : "Because Miss 〜 is small (smallest of all the teachers at school)"
(意訳)
先生 :あらあら、まだみんなは赤ちゃんなの?
子ども達:ちがーーーーぅ。
先生 :そうよね、みんなはもうすぐ、スターフィッシュ(3才クラス)になるんだもんね。
子ども達:はーい。
子どもC:だけど、先生はだめだよ。
先生 :え、何でだめなの?
子どもC:だって、先生は小さいんだもん。(先生は実は学校内で一番背が低かった)
これらは毎日のクラスで会話されるユニークな例のほんの一部にすぎません。また当然、ご家庭であれば使用言語がどのような言葉であっても日常会話の中でもっと個性溢れる会話を多くされ暖かくお子様の成長を見守っている事と存じます。
さて、さらに高年齢に至ってはより高度な会話を楽しんでいます。
毎日、毎日新しい事に挑戦するという複数の総合的な活動から言語の使用場面に即した語彙を多く覚えます。また、時には言語の定義である意味も分かっていながら、子どもだからこそ考えられる着眼点で素晴らしいユーモアを英語で見せてくれます。またユニークな言い回しに指導者が触れることは、その子のキラリと光る表現のセンスを個性として見ることも出来ます。
会話能力の育成は吸収力が早い低年齢でも日本語と英語の使い分けが出来ないとAISは経験しております。それは会話力については、2才はもちろんのこと3才でも、日本語と英語が混ざる事がよくあります。
(2才クラスの初期段階では、"It's mine" (これは、私のもの)や "I like pink"(ピンク色が好きなの)といった英語を話し始め、成長していきます。3才にもなると、長い文を話すようになり、形容詞を多用することで自分の意思や考えをはっきりと示すようになり、自分の周りにおこった出来事について英語でよく話をしてくれます。
高年齢ともなると、一度校舎に入れば英語のみを話します。どういうわけか日本語を話しているとお互い注意するまでに至ってしまいます。それは指導者の大半が日本語を理解出来ないことと外国籍の友達もクラスにいるので、厳しく指導していなくても、一歩、校舎に足を踏み入れたらお互いが英語で会話するという道徳的なルールが生まれ、あたかもそれが自然な事であると認識し、何かを表現したくて言いよどみが激しい時でさえ、「You
can explain in Japanese.(日本語でもいいよ)」と指導者が語りかけても、自尊心があるのでしょうか、それでも必死に英語で説明しようとします。
また英語力も格段と上がり接続詞[例:"then"(そして)]や 副詞[例:"actually"(実は)]などを用いることでより高度な会話力を身につけます。また、この段階に至っては動詞の時制や正確な文法による会話を指導します。
